TOEIC勉強会の実録 社会人英語部の衝撃 感想

英会話サークル

TOEICの点数を上げることに心血を注ぐ”英語部”の運営実録社会人英語部の衝撃という本を読んでみた。

 

書いている方は現役のミステリー作家だという清涼院 流水という方。ある時TOEIC学習に目覚めて満点を取るまで習熟されたのだとのこと。

 

TOEICのためにここまでやるのか、という思いもありつつ、参考になる記述がたくさんあったので紹介。

 

【メモしたのはこんな記述】

「リスニング力を高めるには、発音のルールを知る 必要があります。語学には『自分で発音できない音は聴き取れない』という絶対法則がある

「日本人が英語を聴き取れない理由のひとつは、まず『単語単位で正確な音が聴き取れない』ということ です。これについては、英語部の推薦図書である『オバケの英語』をベースに、発音練習してください。   もうひとつの理由として、『単語と単語がつながった時の音の変化を知らない』こと も挙げられます。

 

こうした音の変化に慣れるには、ディクテーション(=書き取り)というトレーニングが効きます。つまり、新公式問題集などのネイティヴ音声を、自分が聞こえた通りに書き写してみるのです。

 

 

 

この『きちんと学んだ音を聴き続ける』というのが、リスニング力を高めるいちばんのショートカット なのです。このあたりは、昔、キャプテンとふたりで英語ランチをしていた時にも、よく話しましたよね」

 

「TOEIC学習の王道は新公式問題集ですが、『究極の模試』は本家を超えてしまった唯一の模試かもしれませんね」

 

逆に言えば、TOEICで950点を獲れないようでは、仕事でバリバリ使えるほどの英語力はない、ということです。

 

 

語彙 には、『リスニングやリーディングの時にのみ理解できるPassive Vocabulary(理解語彙あるいは受動語彙)』と『スピーキングやライティングでも使いこなせるActive Vocabulary(使用語彙あるいは能動語彙)』の2種類あり、前者をどれだけ鍛えても、それだけではスムーズにアウトプットできるようにはなりません。後者を鍛えるには、地道にアウトプット練習するしかないのです。

 

TOEICテストは受験者全員の正答数に応じて得点が決まるという採点方式であるため、 リスニングは通常、全100問中、2~4問ミスしても満点になる(※特別に難しい回には5問以上ミスしても満点になった例もある)。

 

 

990点を本気で獲得しようと思ったら、リスニングではミスを常に2問以内に抑えて毎回満点をキープしつつ、リーディングでは1問もミスしないことを目ざす ことが対策の王道である。

 

「上級者の多くが、SONYのWalkmanなどの音声を1・25 倍、1・5倍、2倍に変化させられる機能を利用して、だいたい1・25 倍速から1・5倍速でリスニング音声を聴いています。ぼく自身は、iTunesでリスニングの音源を『ミュージック』から『オーディオブック』に変更し、iPhone のボタンひとつで2倍速(という名目だが、実際は1・5倍速)にする方法を用いています。他に、速度を自由に変更するフリーソフトを使用する方法などが考えられるでしょう。  倍速を自分の基準にする方法は、絶対にオススメです。ぼくは、これでリスニング毎回満点になりました」

 

ただし、このトレーニングで気をつけないといけないのは、(初めて解く時には当てはまらないが復習時には)「必ず単語と文法を100%理解している英文の音声を速い速度で聴く」 ということ。

 

 

HUMMER式が丁寧に解説されている『全力特急』や『990点攻略』を何度も読み返して、ご自分なりにアレンジしたスタイルを見つけてみてください」

 

難問と易問のどちらも正解するには、「難問のみ」と「全問通し」の訓練をバランス良く反復するしかないのだ。

 

 

 

流水は、みかん星人らと共に「量より質を重視派」の代表選手であると自負していて、「 10 種類の模試を解くより、ひとつの模試を 10 回復習するほうが必ず効果が出る」と学習仲間に訴え続けてきたのだ

 

OJiMは「キモチを込めた音読」という、自身のテッパンの学習法を語る。

 

 

「やっぱり、 暗唱 でしょう。暗唱をくり返していたら、自然な英語回路が自分の中にできるから」  迷わずそう語ったのは神崎正哉先生だ。流水が暗唱トレーニングを最重視しているのは彼の影響でもある。

 

 

「リーディングの英文に限りませんが、 ふだん英文を読む時は、常に『TOEICテストの出題者の視点で見ること』 です。設問と関係ない箇所も含めて、『この単語や表現は出題されそうか?』という視点ですべての英文をチェックし、もし出題されて間違えそうなら記録して身につける。

 

 

流水としても、TOEIC学習のひとつの総決算のようなつもりで、TOEICテストまでの数日間、すべての問題をスムーズ暗唱できるほど、とことん『ドリーム特急』をやり込んだ。

 

 

あなたが夢を追う時、たとえ周囲に反対されても、そんな雑音にいちいち耳を貸す必要はない、ということを、今まさに夢を追う途上にあるすべての人たちに伝えたかったのです。

 

 

 引用満載のなかでも、「950点を獲れないようでは、仕事でバリバリ使えるほどの英語力はない」という記述には刺激を受けた。800点後半は何とか過去取ったことがあるので、もうTOEICは十分かな・・・とも思っていたのだが、あと少し英語学習の指標として活用してもいいかな・・・と思った次第。 

 

社会人英語部の衝撃(中経出版

 

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